

「熱海の宝」を未来に繋げる架け橋に
だいだいへの想い
だいだいは熱海の宝
これは私が農家を始める時に地主の方に言われた言葉です。
2019年5月に農地とだいだいの木を引継ぎ、始まった農業生活。
農業も経営も全くのド素人の私は、初年度はお飾り用のだいだいを出荷することに
しかし、買取価格のあまりの低さに驚かされました。
このままでは、熱海の宝どころか、だいだいがなくなってしまう!
という強い危機感を持ちました。
私は収益の安定化のため、加工業と販売業をする六次産業化を目指すことにしました。
相談に行った行政の方からは、
「どうせ作っても売れないからやめておいた方が無難だよ」と言われました。
正直、涙が出るほど悔しかったです。
しかし、この出来事が
ダイダイを未来につなぐ
と決意を固めることができたきっかけとなりました。
そして、この悔しさをバネに一念発起し、
清涼飲料水製造業・菓子製造業・漬物製造業・密封包装食品製造業の免許を取得し、
だいだいを使用した自社商品を製造・販売を開始しました。
今では自社商品を含め、当農園のだいだいを使用した商品が
熱海市内外問わず多くの飲食店・販売店にて流通しています。
また、加工商品が増えたことにより、だいだい果実そのものの価値も
年々上がってきています。
かつてはお飾り用以外は捨てられていただいだいが、
今では日本中からお問い合わせいただける貴重な熱海の宝となっているのです!
熱海の宝を日本の宝にしたい
私は想いのすべてを口に出して伝えることをしています。
最初は、あまりにも大きいことを言っているのではないかと
言葉にすること自体躊躇していました。
しかし、お会いする方々へ私の想いを直接お伝えすることで、
本当にたくさんの素敵なご縁をいただくことができました。
私一人ではどうにもならないことも、想いに共感してくださる方々とともに
努力を続けていけばきっと新しい景色が見えてくると信じています。
だいだいって本当にすごい果実なんです!!
シトライカンパニーの夢は終わりません。
まだまだシトラス(柑橘)でトライし続けます!(急な社名由来紹介!)
この事業を通して【代々つながる】日本伝統の果実であるだいだいが、
日本の宝として次世代への架け橋となることを心から願っています。

地主さんと畑にて


日本橋三越本店の特別展示
近隣保育園の園児と植樹
